日本駐車場開発株式会社

未経験で異動したIT部で、
仕事を創る喜びを教わりました

日本駐車場開発株式会社
IT部 マネージャー Nalat Usupharat(ナラット) タイの高校で日本語を学び始め、大学も教養学部の日本語学科を選択。フリーターとして日本語の通訳・翻訳をしている時にNPDと出会い、2014年10月に来日し、入社。駐車場の現場を経て、2017年1月にIT部に異動。シニアアソシエイトとして、I Tに関わるすべての業務をマネージメントしている。

タイで出会ったNPDが
日本企業の印象をガラリと変えた

高校生の時に語学で日本語を選択したのが、日本との最初の接点です。同じアジアで文化が近いことや、日系企業も多いことから日本語を選び、大学も教養学部の日本語学科に入学しました。初めて日本を訪れた時、キレイな街とルールを守る日本人の姿が印象的でした。一方、日本の企業については、上下関係が強くて、年功序列が絶対。人間関係が難しそうだなというイメージを持っていましたが、社内の風通しと雰囲気が良く、若くても成果を出せばチャンスがもらえるNPDの存在が、そのイメージを根本から覆してくれました。NPDとは大学卒業後、観光イベントで日本語の通訳をしていたときに出会いました。ブースは日本スキー場開発のものでしたが、その時にNPDの人事の方と知り合い誘われました。正直、最初はどういう会社なのかよく分かりませんでしたが、これまで日本語を勉強してきたし、会社の雰囲気も良く、チャンスをもらえるなら日本で働くのも面白いなと思い、2014年10月から働き始めました。最初の配属は、東急キャピタルタワーの駐車場です。国会議事堂の近くなので高名なお客様が多く、高いサービスレベルの中で言葉遣いやマナーを勉強することができました。一方で、私の日本語がまだ流暢でなかったこともあり、「外国人だな」という目で見られることも少なくありませんでした。

来日した家族を安心させたのは
上司の丁寧な言葉の数々

このまま現場のサービス担当で終わっていいのだろうか、という考えが浮かび始めたころ、IT部長から「うちに来ないか」と誘っていただきました。大学時代も文系だった私には、ITの経験は全くありませんし、タイでは大学で勉強した分野以外の仕事に就ける可能性はほとんどありません。もしチャンスをもらえるならぜひやってみたい!と、IT部へ異動しました。最初は、社内からの問合せや運用サポートの仕事でしたが、質問されても全く分かりません。googleで検索したり、本を読んだり、上司に聞いたりしながら対応する毎日でした。シニアアソシエイトという立場になった今は、企画から開発管理、インフラ整備、セキュリティの向上まで、社内のITに関するすべてのことに携わっています。自分で計画から実行まで一貫して行うので、どんどん仕事が面白くなってきました。将来的には、国内のI Tシステムを整えた上で、海外拠点のシステムを改善しにいきたいと思っています。先日、タイの家族が日本に遊びに来ました。その時に上司も家族と一緒に食事をしたのですが、上司は私の親に「今はこの仕事を任せています」「今後はこれに期待しています」と丁寧に話をしてくれました。そしてこの会社では、国籍や性別、年齢に関係なく、頑張ればチャンスがあることも伝えてくれました。おかげで家族も安心し、NPDで働いている私のことを誇りに思ってくれています。困っている時にはサポートしてくれる同僚や先輩たちがたくさんいるNPDで、これから入社するみなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。


※掲載情報は取材当時のものです。