日本駐車場開発株式会社

趣味はスキーとスノーボード
「好き」を仕事にし続けて取締役に

日本スキー場開発株式会社
営業本部長 荻野 正史 高校卒業後、営業職の会社員、スキーショップの店員、スキーメーカー社員、株式会社ぐるなびを経て、2015年3月、日本スキー場開発の営業部長として入社。

チャレンジする姿勢と
スピード感ある仕事に惹かれて

高卒で営業職として入社した会社からスキーショップの店員に転職して以来、趣味を仕事にしたいという思いがあったので、一貫してスキー、スノーボードを軸に働いてきました。スキー場・積雪情報サイト「SURF&SNOW」を運営していた「ぐるなび」では、全国のスキー場と取り引きをしていましたが、私が担当した10年の間にスキー場の数が650から500にまで減ってしまったんです。スキー場を盛り上げるためにもいずれ現場で仕事をしたいと思っていたところ、日本スキー場開発からお誘いをいただきました。取り引き先でもあったので仕事ぶりや社風がよく見えていて、他のスキー場がやっていないことをスピード感を持ってやっているのを知っていたので、「一番チャレンジできそうなスキー場の会社はここだ」と思い、転職を決めました。5月に入社すると、まだ案段階だった「ソラテラス」の実現に向けてすぐに動き、8月には開業することができました。その際、最も大切にしたことは地元の人を味方にすることです。バスで送迎して建設段階のテラスを見にきてもらったり、オープン時には地元の人が無料で入場できる期間を作ったりもしました。前職での経験を生かしてテレビや雑誌などのメディアにも戦略的に働きかけていたので、それだけでもお客様には来てもらえたと思いますが、やはり地元の人に応援してもらいたかったんです。これは日本スキー場開発の理念でもありますが、ソラテラスが「地域の武器」になるよう、今も運営しています。

スキー場を、スキー以外も楽しめる
場所に変えていく

売り上げの少ない夏のグリーン期は、冬の売上でなんとか凌ぐのがスキー場経営によくあるパターンなんですが、竜王スキーパークでは売上比率を夏50%、冬50%にすることを目指しています。今年、雪の中にドーム型のかまくらレストランを作りました。スキー場を観光の場所としても遊びにきてもらうことができれば「ちょっとスキーでもやってみようか」というきっかけになるのではないかと思っています。年間を通じて活性化するためには、スキー場を、スキーを滑るだけではない場所に変えていかなくてはいけないんです。竜王には周辺に温泉もありますし、人を引きつける自然、雲海やサンセットがあります。自然という武器をいかに演出して、観光の場所にしていくか、これからも考えていきたいと思っています。そしてもう一つ、日本スキー場開発をこの街で一番給与の高い会社にしようと思っています。いろいろな人に「ここで働きたい」と思ってもらえる会社にしたいんです。そのためにも、まずは役場と同じ給与水準にすることが目標です。日本スキー場開発はN P Dと同じように、若くてもチャンスがいっぱいある社風です。現場の古い風習を壊し、「こんなことがをやりたい」というイメージをたくさん持っている人たちと、ぜひ一緒に仕事をしていきたいですね。目の前にあるスキー場や山の中で遊びながら仕事をして、ヒントやアイデアをどんどん生み出してくれたらいいなと思っています。


※掲載情報は取材当時のものです。