新入社員、グループ代表に大口を叩き、
やるしかない状況に自分を追い込んだ
子どものころからインドネシアで過ごし、高校卒業後はカナダのトロント大学に進学しましたが、諸事情により2年で帰国 。 (退学はしていないので実質現役トロント大学生ですね(笑)。)大学でコンピューターサイエンスを専攻していたので、日本に帰国した後はIT企業で長期インターンを行っていました。2019年にインドネシア時代の知り合いから熱烈なアプローチを受けて、NCS(日本自動車サービス開発)にグループ初のエンジニアとして入社しました。当時、エンジニアとして何をやるべきかが決まっていなかったので、自分なりに工夫をして課題を抽出するところから取り組んでいました。ですが、グループ代表から「現場を知らないのに、デジタルでどんな改善ができるの?」と指摘を受け、営業職を勧められました。自分にはエンジニアとしての自負があったので、「やりません」と即答。すると「賢くやらないことを正当化する人より、素直で愚直に努力する人の方が成長する。お前はこのままじゃ成長しない」と言われ、気づけば「そこまで言うのなら、明日から営業します。結果を楽しみにしてください」と大口を叩いていました。負けず嫌いでプライドが高い性格なので、つい言ってしまったんです(笑)。これだけの大口を叩いたからには、普通の結果では意味がありません。1人前のボーダーラインを最短で達成するため、「3か月以内に、1か月間の仲介手数料100万円を達成すること」を目標に掲げました。最初はエンジニアのスキルを駆使してシステムによる営業を行いましたが、1か月目は0円、2か月目は30万円程度と低迷。「このままではだめだ……」とパニックになり、そこから毎日8時間、電話営業をしました。電話営業の中、話し方を変えたり、失敗と改善を続けた結果、3か月目に目標を達成することができたのです。これが1回目のターニングポイントでした。