地域創生、雇用創出など。スポーツ・健康を切り口に世の中に貢献する
地域創生、雇用創出など。スポーツ・健康を切り口に世の中に貢献する

スポーツ・健康事業のサービス

スキー場の再生と空きスペースの活用から、スポーツ・健康事業が新たに生まれた

バブルの頃、日本はスキーブームが起こりました。その後、ピーク時には2000万人を超えたスキー人口は約700万人まで減り、国内スキー場のマーケットは縮小の一途をたどっていました。2005年、スキー場の惨状をなんとかしたいと立ち上げたのが、日本スキー場開発です。スキー場は地域産業であり、スキー場を活性化することが、日本の地域も元気を取り戻すことに繋がっていくのではないかと考え取り組みを続けてきました。関わるスキー場を増やしながら成長し、業界でも5本の指に入る規模になってきました。2015年、東京証券取引所マザーズ市場に上場し、スキー場を主体事業とした会社として初となる上場会社となりました。現在は、8箇所のスキー場の運営を行っています。
一方、皇居を走る人と自転車通勤者のための「Marunouchi Bike & Run」と、ビジネスパーソンのための健康複合施設「Marunouchi Healthcare Lounge」という、もともとはビルの空きスペースの活用から生まれた2事業を統合して2017年11月に生まれたのが、日本からだ開発です。少子高齢化が進んで将来的な働き手の確保が大きな課題になったり、働き方改革の中で社員の健康管理が重要になってくる中、歳を重ねても健康で元気に働ける人たちをつくることはとても大切な社会的ミッションです。現在は2施設の運営にとどまらず、法人に出向いての健康経営コンサルティングや商業施設と組んだヘルスケア事業などに取り組んでいます。

スポーツ・健康事業の取り組みについて

スキーシーズン以外の経営が
スキー場再生のカギとなる

鈴木:スキー場の大きな課題として、冬以外に事業がなかったことがあげられます。しかし、実際にその地域で暮らしてみると、グリーンシーズンにもそれぞれの地域の魅力がたくさんあることに気がつきます。例えば長野県の鹿島槍には、数百人が宿泊できるスキーヤーズベッドがありました。これを活用し、年々増えていたキッズキャンプイベントの企画や、トライアスロン競技者の合宿施設としての営業も始めました。竜王では、日本で最大のロープウェイというハードの強みと、山頂エリアならではの絶景や景色といった自然を最大限活用し、ソラテラス事業を始めました。標高約1800mの山頂エリアに設置されたテラスで、美しい雲海や夕焼けをゆったりと楽しめます。また、ソラテラスのすぐ隣のレストランの大幅なリニューアルと、メニューも一新、美味しい食事やコーヒーを堪能いただけるようになったことで非常に多くの女性のお客様にご来場いただけるようになりました。また、白馬岩岳は、グリーンシーズンに200万輪が咲き誇る広大なゆり園を散策できることで人気を博していますが、あらたにマウンテンバイクのフィールドをオープンし、毎年コースを新設することで年々お客様が増えてきました。こんなふうに、既存のハードやそれぞれの山がもつ魅力を最大限活かし、グリーンシーズン事業にも注力しています。収益が向上するだけではなく、冬だけのパート社員から正社員を増やすこともできるようになってきたのです。



鈴木:日本スキー場開発の創業メンバーは、スキーが大好きな人ばかり。「毎年スキーに行かない人の気持ちが分からない」と言うのです。でも、私はスキーに行かない人の気持ちもよく分かります(笑)。だからこそ、客観的にスキー場のサービスを判断し、改善を進めることができたと思います。一方で、私は地域創生に非常に興味がありました。その地域にしかない物を見つけ出し、世間に広める事でその地域の価値を高められればと思っています。スキー場自体も良くしていき有名にしていくことは勿論頑張っていくのですが、その地域がさらに元気になっていくお手伝いもしていきたいと考えています。岐阜県の、めいほうというスキー場の地元では明宝ハムという非常に有名なハムの他にも美味しいお米があることを見つけました。また、群馬県の川場スキー場がある川場村では何度もお米のコンクールで金賞に輝いた雪ほたかなど素晴らしい特産品があります。めいほうと川場の道の駅では、こういった食材を活用し、おにぎり屋を私たちが運営しています。 日本スキー場開発というよりは、スキー場や地域の方たちが主役になって頂くことを大切にしています。すでに鹿島槍と川場スキー場、めいほうスキー場では、地元の方に代表を任せています。私たちと一緒にスキー場経営を行う中で、経営のノウハウを吸収して頂き、いずれは地元の方に経営者になって頂く。地域の方にとっても、その方が喜ばれると思いますし、経営できる人財が地元に産まれていく事は、その地域が元気になっていくことにも繋がっていくと思っています。長期的な目線をしっかりともち、地域へのサポートと基幹事業であるスキー場をハードとソフト、両面でリノベーションをしていき、20年、30年後を見据えてさらに良い未来を、地域と一緒になって創っていきます。

働く人と高齢者が健康であることが
本人、企業、そして社会のハッピーを作り出す

櫻井:働き盛りの人が病気になると生産性が落ちてしまうし、医療費によって保険料もかかるので企業負担も増えてしまう。そういう意味では、40代後半から50代の私たちの世代は、企業にとってある意味リスクでもあるんです。でも、この世代は「健康に気をつけましょう」と言ってもなかなか腰が重くて、企業の人事担当者も困っているのが現状です。そこで、日本からだ開発は社員の健康を支援するためのセミナーやイベント、健康促進のメニューなどを法人に出向いて提案しています。社員が不健康だと能率が悪くなってしまうけれど、それに気づいて手を打った会社の業績が良くなっていくと、会社のイメージもアップして、いい人材の採用にもつながっていくと思うんです。私自身、元気だった人が心筋梗塞や脳梗塞で突然命を落としてしまう訃報にふれることが40代後半ぐらいから増え、健康の大切さをつくづく感じています。だから最近、お酒もやめました。そうしたら翌日のパフォーマンスも上がるんです。ちょっとしたことに気をつけるだけで大きく変わるんだ、ということを実感していますね。加えて営業マンは見た目も大切なので、スーツをキチッと着こなせる体型を運動によって維持するのも大切だと思っています。社員にはもちろんこういう話をしていますし、BMIなどの数値をチェックして管理する健康改善プロジェクトにも社内で取り組んでいます。

櫻井:法人向けの健康経営コンサルティングと並ぶもう一つの柱が、商業施設と組んだヘルスケア事業の展開です。静岡伊勢丹が静岡市と連携して健康と美に関するフロア「静岡ウェルネスパーク」を6月にオープンするのですが、私たちがそのセンターオペレーションをさせていただくことになりました。会員になっていただいたお客様には、身体年齢や体組成、からだの歪みなど、健康と美につながる測定を定期的にしていただき、私たちはコンシェルジュとしてアドバイスをさせていただいたり、生活習慣を変える提案をさせてもらったりしていきます。集客に苦戦している百貨店さんには、モノ消費からコト消費に変えるという、百貨店の新たなビジネスモデルにしたいという狙いがあります。そして私たちには、この事業を通して80歳、90歳になっても元気で、だれの手も借りずに生活していける高齢者を増やしていきたい、という願いがあります。働き盛りの人たちが介護に手を取られなければ企業の生産性も落ちないし、医療費が減れば国の財政も破綻しません。高齢者が元気で働くことができれば人生が豊かになるし、税金も収められる。企業も社会も働く人も幸せになるという、まさにハッピートライアングルが実現できます。これからも、社会と企業、働く人たちが幸せになるようなサービスを提供し続けていきたいと思っています。

※掲載情報は取材当時のものです。

PROFILE

日本スキー場開発株式会社
代表取締役社長
鈴木 周平

監査法人、ゴルフ場再生ファンドを経て、 2006年日本駐車場開発入社。翌年財務担当取締役に30歳で就任。 その後、2012年に日本スキー場開発社長に就任し、 2015年にマザーズ上場を達成。

日本からだ開発株式会社
代表取締役社長
櫻井 富美男

人材派遣や外資系のイベント会社を経て、1999年に営業コンサルティング会社を設立、翌年社長職。 上場を経験した後、営業マネジメントの経験を活かして2013年日本駐車場開発入社。 人事本部取締役を経て2017年、日本からだ開発代表取締役社長に就任。

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    1991年からはじまった駐車場業界初のサブリース事業によって、日本駐車場開発は大きく成長してきました。そしてバレーサービスや洗車サービス等、現在も様々な付随サービスを生み出し続けています。2011年に都心のビジネスパーソンのための駐輪場併設ランナーサポート施設「Marunouchi Bike&Run」をスタートさせる等、今後は駐車場だけでなく、不動産という大きな枠組みの中で不稼動資産の活用を進めていきます。

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    駐車場ビジネスからはじまり、スキー場の再生や教育など、様々な新規事業を立ち上げてきた日本駐車場開発グループ。今後もヘルスケア施設やテーマパークの再生、農業、エネルギーなど、多様な分野でチャレンジを続けていきます。そのベースとなるのは、ハッピートライアングル。オーナー、ユーザー、社会の3つが正三角形を描くように、関わるすべての人がハッピーになるビジネスを手がけていきます。

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